Googleフォームは長年にわたり、イベントへの登録、アンケートへの回答、クイズの採点自動化などに役立ってきました。情報収集ツールとして、Googleフォームは優れた機能を発揮しました。
しかし、一部のデザイナーやマーケターはGoogleフォームの利用をためらっていました。ブランド構築ツールとしてのGoogleフォームのパフォーマンスは低かったのです。Googleフォームはどれも似たような見た目で、デザインで差別化できる選択肢がほとんどありませんでした(図A)。
図A

2014 年 9 月以前は、ほとんどの Google フォームは似たようなものでした。
2014年9月、Googleはフォームにいくつかの新しいテーマを追加しました。その多くは学校や社交行事に適しています。例えば、「宿題」や「図書館」といったテーマに加え、「誕生日の猫」や「ゲームナイト」といったテーマも含まれています。
各テーマの色、画像、フォントもカスタマイズできます。デフォルトのテーマをカスタムテーマに変換して、組織のブランド、あるいは教育機関であれば学校の精神を表現することもできます。
Googleフォームのテーマをカスタマイズする
フォームテーマをカスタマイズするには、google.com/forms にアクセスして新しいフォームを作成します(図B)。先ほどと同様に、フォームの詳細を入力します(例:フォームのタイトル、説明、質問など)。
図B

Google フォームのテーマを選択してカスタマイズします。
- フォームのメインメニューから「表示」を選択し、「テーマの変更」を選択します。フォームの右側にウィンドウが表示されます。このウィンドウ内をスクロールすると、新しいテーマのオプションが表示されます。
- テーマを選択し、「カスタマイズ」を選択します。
- 次のようにテーマの特性をカスタマイズします。
次のものに画像を追加します:
- フォームの上部に表示されるヘッダー画像
- フォームの背後に表示されるページの背景
(注意: アップロードする画像は 3,500 x 2,500 ピクセル未満である必要があります。)
次のフォントをカスタマイズします:
- タイトル(通常はフォームの名前)
- 説明(ほとんどの場合、フォームの目的を説明します)
- 質問
- ヘルプテキスト(各質問の説明テキスト)
- オプション(質問回答のフォント)
数百種類のウェブ対応フォントからお選びいただけます。どのフォントを使用すればよいか迷っている場合は、組織のレターヘッドに使用されているフォントに最も近い単一のフォントで統一することをお勧めします。2種類のフォントを使用する場合は、タイトルと説明に1つ目のフォントを選択し、質問、ヘルプテキスト、オプションの各セクションにもう1つのフォントを選択してください。(Googleウェブフォントの詳細については、2014年4月の記事「Arial以上のもの:Googleフォントでブランドを構築する」をご覧ください。)
最後に、フォームの背景色をカスタマイズできます(図C)。読みやすさを考慮して、通常はデフォルト設定のままにしておきます。
図C

組織の Google フォームをロゴやカスタム画像、フォント、色で差別化します。
フォームをコンテキスト内で表示する
リンクを公開または共有する前に、様々なデバイスでフォームを確認し、期待どおりに表示されることを確認してください。ブラウザで「ライブフォームを表示」を選択し、新しいタブでフォームを確認し、期待どおりに表示されることを確認してください。タブレットやスマートフォンでもフォームを確認してください。
フォームを別のウェブページに埋め込む際は、フォームのサイズと色を実際の状況に合わせて確認してください。埋め込まれたフォームの幅と高さの調整が必要になる場合があります。(これらの数値を変更するには、メインメニューから「ファイル」→「埋め込み」を選択してください。)また、カスタマイズしたフォームの色とフォントが、周囲のウェブページのデザインと調和していることを確認してください。
フォームテーマを再利用する
カスタムテーマは他のフォームでも再利用できます(図D)。これを行うには、新しいフォームを作成し、「表示」を選択し、前述の手順1と同様に「テーマを変更」を選択します。次に、「テーマをコピー」オプションで「フォームを選択」を選択し、以前にカスタマイズしたGoogleフォームを探して選択します。テーマの画像、色、フォントがコピーされます。
図D

「テーマのコピー」オプションを使用してカスタマイズを再利用します。
可能であれば、グラフィックデザイナーと協力してGoogleフォームの初期カスタマイズを行いましょう。その後、そのフォームを「組織内の全員」がアクセスできるように共有し、カスタマイズ内容を再利用できるようにします。そうすることで、Googleフォームにユーザーが入力するたびに、組織のブランドイメージを強化することができます。
組織向けにGoogleフォームをカスタマイズしましたか?Googleフォームのカスタマイズに関するヒントがあれば、ぜひ下のディスカッションスレッドで教えてください。
