Mac管理者が知っておくべき5つのコマンド - TechRepublic

Mac管理者が知っておくべき5つのコマンド - TechRepublic

ターミナル。コンピューティングの全てが始まった場所であり、多くの管理者が慣れ親しんでいる場所です。GUIや扱いにくいマウスは不要。現代のコマンドラインこそが、多くの重労働を担う場所です。

システム管理者は、数回のキー操作だけでノードを制御し、エンドユーザーを指先で管理できます。ソフトウェアのインストール、アカウントの作成・変更、設定の変更、あるいはこれらすべてが可能です。

この記事は、「Mac 管理者が知っておくべき 5 つのコマンド」の補足として、IT 部門でよく使用されるコマンドのコレクションに追加できる 5 つのコマンドのセットを別途紹介します。

1. ボリュームのディスクアクセス権を修復する

名前
diskutil

引数の
修復権限


diskutil repairPermissions /

説明:
コンピュータ上のボリュームのアクセス権を修復するためのスキャンを実行します。ディスクのアクセス権は、OS Xの動作に不具合を引き起こす原因となることが知られています。これらのアクセス権チェックを定期的に実行し、時間の経過とともに蓄積されるエラーを修復することは、OSがディスク上で正常に動作していることを確認するための優れた方法です。

2. ネットワーク設定を手動で構成する

名前
ネットワークセットアップ

引数
-setmanual “<networkservice>” ip サブネット ルーター


networksetup -setmanual “Wi-Fi” 192.168.1.101 255.255.255.0 192.168.1.1

説明
ネットワーク/インターネットへの接続とセキュリティを確保するために、静的に割り当てられたアドレスを使用して、イーサネットなどのネットワーク サービスを手動で構成します。

3. 新しいユーザーアカウントを作成する

名前
dscl

引数の
作成


dscl . create /Users/<username>
dscl . create /Users/<username> UserShell /bin/bash
dscl . create /Users/<username> RealName “<username>”
dscl . create /Users/<username> UniqueID <uniqueID>
dscl . create /Users/<username> PrimaryGroupID <groupID>
dscl . create /Users/<username> NFSHomeDirectory /Local/Users/<username>

説明
dscl コマンドはディレクトリサービスコマンドラインユーティリティで、新しいユーザーアカウントの作成と変更に使用できます。GUIを使用して新しいユーザーを作成する方がはるかに簡単だと主張する人もいるかもしれませんが、どのような状況でターミナル経由でアカウントを作成しなければならないかはわかりません。

これらのコマンドを連続して実行すると、新しいアカウントが作成されます。次に、ユーザーアカウントのシェルと実名を変更し、メンバーシップを決定するためのユニークIDとグループIDを割り当てます。最後に、ユーザーアカウントのホームディレクトリへのパスを設定します。

4. ユーザーアカウントのパスワードをリセットする

名前
dscl

引数
passwd


dscl . passwd /Users/<ユーザー名> <パスワード>

説明:
エンドユーザーのパスワードをローカルまたはリモートでリセットします。ただし、このコマンドを実行する際には、コマンドを処理して以前のパスワードを上書きするために、元のパスワードが必要になります。

5. ユーザーアカウントをグループメンバーシップに追加する

名前
dseditgroup

引数
-o -a -t


dseditgroup -o edit . -a <ユーザー名> -t user admin

説明:
グループメンバーシップを編集し、指定されたグループにユーザーアカウントを追加します。「admin」グループにユーザーを追加する場合、現在の設定を新しい管理者レベルの権限に置き換えるために再起動が必要です。

上記のコマンドは網羅的なものではありません。しかし、それがこの記事の目的ではありません。むしろ、これらの便利なコマンドを紹介することで、皆さんがAppleの有益なマニュアルページインデックスなどの追加リソースを探し、ご自身の管理スタイルや組織のITニーズに最適な便利なコマンドを導入するきっかけになれば幸いです。

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