次回、新しいワークシートのページ設定オプションを構成する必要があるときは、この簡単なコピー トリックを試してください。
印刷の向き、余白、ヘッダーなど、多くの印刷設定はシートごとに異なります。例えば、シート1を横向きに1インチの余白で印刷し、シート2を縦向きに3インチの余白で印刷する場合、シートごとに設定をリセットする必要はありません。
新しいシートを追加すると、Excelはデフォルトのページ設定を割り当てます。すべてのシートで同じ設定が必要な場合は、デフォルトを調整すれば済みます。ただし、同じブック内に異なるページ設定を持つシートが存在することはよくあります。これらのオプションはすべて手動で設定できますが、次のようにシート間で設定を転送することで時間を節約できます。
- 転送する設定が含まれている既存のシート (ソース シート) を選択します。
- [Ctrl] キーを押しながら各シートのタブをクリックして、更新する対象シートを選択します。
- [ファイル] メニューから [ページ設定] を選択し、[OK] をクリックします。
これで完了です。すべての設定を自分でリセットするよりも簡単でしたね。これで、対象のシートの印刷設定が元のシートと同じになりました。ただし、
2つ注意点があります。
- シートは必ず正しい順序(ソースシート、ターゲットシート)で選択してください。先にターゲットシートをアクティブ化すると、コピーしようとした設定が上書きされてしまいます。
- 作業が終わったら、必ずシートのグループ化を解除してください。グループ化されている間は、Excel はグループ内のすべてのシートに対して実行した操作をすべて実行します。

スーザン・ハーキンス
スーザン・セールス・ハーキンスは、デスクトップソリューションを専門とするITコンサルタントです。以前は、世界最大の技術雑誌出版社であるコブ・グループの編集長を務めていました。