git .gitconfig ファイルを使ってワークフローを効率化する方法 | TechRepublic

git .gitconfig ファイルを使ってワークフローを効率化する方法 | TechRepublic
スマートフォンとノートパソコンの画面に表示された GitHub ロゴのクローズアップ。
画像: prima91/Adobe Stock

Gitは市場で最も広く使われているバージョン管理システムです。強力で柔軟性が高く、開発プロジェクトでの共同作業を容易にしますが、初期化したリポジトリごとに特定の設定コマンドを再実行する必要があることに気づいたことがあるかもしれません。

参照: 採用キット: Python 開発者 (TechRepublic Premium)

たとえば、PROJECT ディレクトリを初期化した後、PROJECT ディレクトリ内から次のようなコマンドを実行してユーザー名と電子メール アドレスを設定する必要があります。

git config user.email "[email protected]"
git config user.name "Jack Wallen"

あるいは、名前の通りグローバルな –global オプションを使うこともできます。これらのコマンドは次のようになります。

git config --global user.email "[email protected]"
git config --global user.name "Jack Wallen"

2つの違いは、最初のコマンドセットはプロジェクトごとに実行されるのに対し、2番目のコマンドセットはグローバル設定オプションの設定に使用される点です。後者のオプションの方が、作業対象のすべてのプロジェクトでこれらのコマンドを実行する必要がないため、より効率的です。

–global オプションを使用すると、HOME ディレクトリ内に .gitconfig という名前の設定ファイルが生成されます。このファイルで、いくつかの重要な設定オプションを設定できます。

.gitconfigファイルを開く方法

.gitconfig ファイルを開くには2つの方法があります。1つ目は、git コマンドを次のように使う方法です。

git config --global --edit

これにより、デフォルトのテキスト エディターで .gitconfig ファイルが開きます。

次のコマンドでファイルを直接開くこともできます。

nano ~/.gitconfig

そのファイルの内容は次のようになります。


[user] email = [email protected] name = Jack Wallen [cola] spellcheck = false maxrecent = 6 [gui] editor = gedit [color] ui = auto [filter "lfs"] required = true clean = git-lfs clean -- %f smudge = git-lfs smudge -- %f process = git-lfs filter-process

このファイルに追加できる便利な機能のいくつかを見てみましょう。

最初に追加する必要があるのは、デフォルトブランチの設定です。例えば、デフォルトブランチをmainとします。これを設定するには、以下のコードを一番下に追加します。

[init] defaultBranch = main

ファイルに設定されているのと同じインデントに従っていることを確認しながら、それを下部に追加します。

次に、次のようにしてデフォルトのテキスト エディターを追加しましょう。

[core] editor = nano

例えば、一日中特定のリポジトリを操作することが多く、毎回アドレスを入力する手間を省きたいとします。その場合、.gitconfig にショートカットを作成できます。

[url "https://github.com/"] insteadOf = gh: [url "https://gist.github.com/"] insteadOf = gist: [url "https://bitbucket.org/"] insteadOf = bb:

出力に色を付けたい場合もあるでしょう。例えば、ブランチ、差分、ステータスなどに異なる色を設定できます。以下に例を示します。

[color] ui = true [color "branch"] current = yellow reverse local = yellow remote = green [color "diff"] meta = yellow bold frag = magenta bold old = red bold new = green bold [color "status"] added = yellow changed = green untracked = red

コマンドにエイリアスを追加することで、作業効率をさらに高めることもできます。.gitconfig ファイル内のエイリアスは以下のようになります。

[alias] # Show all branches br = branch -av # Show the current branch name (useful for shell prompts) brname = !git branch | grep "^*" | awk '{ print $2 }' # Delete a branch brdel = branch -D

次のようにデフォルトの Web ブラウザを設定することもできます。

[web] browser = firefox

あるいは、次のように Gmail の送信サーバー設定を使用する必要があるかもしれません。

[sendemail] smtpencryption = tls smtpserver = smtp.gmail.com smtpuser = EMAIL smtppass = PASSWORD smtpserverport = 587

ここで、EMAIL は Gmail アドレス、PASSWORD は作成したアプリ パスワードです。

最後に、次のように Github の資格情報を設定することもできます。

[github] user = USERNAME token = TOKEN

ここで、USERNAME は GitHub ユーザー名、TOKEN は GitHub セキュリティ設定内で生成した認証トークンです。

オプションを追加したら、ファイルを保存して閉じます。その後、次のコマンドでファイルの内容を確認できます。

git config --list --show-origin

すべてのエントリが表示されるだけでなく、それらが含まれているファイルのパスも表示されます。パスは file:/home/USER/.gitconfig です。ここで、USER はユーザー名です。

以上が.gitconfigファイルの紹介です。もし、自分のマシン上でGitがどのように設定されているかを詳細に知りたいと思ったことがあるなら、このファイルを使えば簡単に設定できることをご存知でしょう。

Git の設定方法の詳細については、公式ドキュメントを参照してください。

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