VB6 ヒント: ユーザー定義型 (UDT) を最大限に活用する - TechRepublic

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ユーザー定義型 (UDT) は、プログラムのニーズに正確に適合するデータ型を定義する Visual Basic のテクニックです。

この記事は元々、
Builder.comのVisual Basic
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ユーザー定義型(UDT)は、
プログラムのニーズにぴったり合うデータ型を定義するためのVBのテクニックです。UDTには、
文字列や整数など、異なる型の2つ以上の個別のデータ項目を含めることができます
。UDTには、他のUDTや
配列を含めることもできます。UDTの配列を作成することもできます。

UDTを定義するには、コードモジュールの宣言セクションに記述するType…End
Type
ステートメントを使用します。このステートメント内で、 UDTに含まれる
個々の項目(メンバー)を定義します。


従業員データを追跡するために作成する UDT の例を次に示します。

パブリック型 従業員
    FirstNameAs String
    姓 As String
    DateOfHire As Date
    Salary As Currency
    従業員番号 As Integer
End Type

型を定義したら、
次のように他のデータ型と同じようにそのインスタンスを作成できます。

Dim OneEmployee As Employee、
Dim AllEmployees(500) As Employee

UDTのメンバーにアクセスするには、「Name.Member
」表記法を使用します。以下に例を示します。

OneEmployee.FirstName = “Jack”
OneEmployee.LastName = “Sprat”
AllEmployees(1).FirstName = “Maria”
AllEmployees(1).LastName = “Sanchez”

UDTのネストは、状況によっては便利です
。以下に例を示します。

パブリック タイプ Person
    FirstNameAs String
    LastName As String
End Type
パブリック タイプ Employee
    Name As Person
    DateOfHire As Date
    Salary As Currency
    EmployeeNumber As Integer
End Type

UDT がネストされている場合は、
同じName.Member
表記を使用しますが、次のようにレベルが追加されます。

Dim OneEmployeeAs 従業員
OneEmployee.Name.FirstName = “Jack”


UDTは、関数やプロシージャの引数、および関数の戻り値型としても使用できます。
また、VBのRandomファイルタイプはUDTを扱うために特別に設計されているため、ディスクにデータを保存する場合にも役立ちます


全体として、UDT はすべての VB プログラマーが知っておくべきツールです。

Peter AitkenはVisual Basicバージョン1.0からプログラミングに携わっており、Visual Basicをはじめと するコンピュータやプログラミング
に関する数多くの書籍や雑誌記事を執筆しています。

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