この TechRepublic の「How to Make Tech Work」チュートリアルでは、Jack Wallen が Docker CLI に Docker Scout 機能を追加する方法を説明します。
Docker Scout についてご存知かもしれません。これは Docker Desktop に同梱されているイメージアナライザーです。このツールを使うと、開発者は Docker イメージで見つかった脆弱性を簡単に確認できます。多数の脆弱性を含むイメージに基づいてコンテナをデプロイしたくないのであれば、このツールは必須と言えるでしょう。
ScoutはDocker Desktopに同梱されていますが、Docker CLI(少なくともDockerコミュニティエディション)には含まれていません。幸い、それほど手間をかけずにScoutを追加できます。手順は以下のとおりです。
Dockerランタイムエンジンが既にインストールされていることを前提とします。インストールが完了したら、mkdir -p ~/.docker/cli-pluginsコマンドで必要なディレクトリを作成してください。
ディレクトリを作成したら、wget https://github.com/docker/scout-cli/releases/download/v0.15.0/docker-scout_0.15.0_linux_amd64.tar.gz コマンドで必要なファイルをダウンロードします。tar xvzf *.tar.gzコマンドでファイルを解凍します。mv docker-scout ~/.docker/cli-plugins/コマンドで、docker-scout ファイルを適切なディレクトリに移動します。chmod +x ~/.docker/cli-plugins/docker-scoutでファイルに実行権限を付与します。
docker scout quickview nginx:latest のようなコマンドを使ってイメージを分析できるようになりました。結果には、イメージ内で発見された脆弱性の数が表示され、問題を軽減するか、別のイメージを使用するかを決めることができます。
覚えておいてください: コンテナのデプロイメントのセキュリティは、安全なイメージの基盤によって左右されるため、Docker Scout はワークフローの重要なコンポーネントになります。
Jack Wallen によるビジネス プロフェッショナル向けの最新のテクノロジー アドバイスをすべて知るには、YouTube でTechRepublic の How To Make Tech Work を購読してください。
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ジャック・ウォーレン
ジャック・ウォーレンは、TechRepublic、The New Stack、Linux New Mediaなどで受賞歴のあるライターです。20年以上にわたり様々なトピックを執筆し、オープンソースの熱心な推進者でもあります。ジャック・ウォーレンに関する詳細は、ウェブサイトjackwallen.comをご覧ください。