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CanonicalはUbuntuでの静的IPの設定方法を変更しました。Jack Wallenがその方法を紹介します。
「壊れていないものは直す必要はない」という考え方から、Ubuntu ServerにはIPアドレスを設定する全く新しい方法が導入されました。フラットテキスト形式の/etc/network/interfacesファイルを手動で編集する時代は終わりました。その代わりにnetplanが登場します。そう、Ubuntuファンの皆さん、長年慣れ親しんできたこの方法はもう過去のものとなりました。Ubuntu Serverでは、IPアドレスを設定するために、非常にシンプルなテキストファイルではなく、.yamlファイル(ブロックの各行のインデントをきちんと守って編集)を編集する必要があります。
慌てる必要はありません。それほど難しいことではありません。実際には、これらの.yamlファイルのレイアウトと、ネットワークがどのように再起動されるかを理解するだけです。Ubuntu Server 18.04でも16.04と同じくらい簡単に静的IPアドレスを設定できるよう、その手順をご紹介します。
新しい方法
Ubuntu 18.04サーバーでターミナルウィンドウを開きます(またはセキュアシェル経由でログインします)。cd / etc/netplanコマンドで/etc/ netplan ディレクトリに移動します。ls コマンドを実行すると、 50-cloud-init.yamlというファイルが表示されます。01 -netcfg.yamlというファイルも見つからない場合は、 sudo touch 01-netcfg.yamlコマンドで作成します。このファイルを編集する前に、ネットワークインターフェースの名前を確認する必要があります。ip aコマンドを実行すると、システムのネットワークインターフェースの名前が表示されます(図A)。
図A
次に、新しいnetplan設定ファイルを作成します。01 -netcfg.yamlファイルが見つからない場合は、 sudo nano 01-netcfg.yamlコマンドで作成してください。ファイルは図Bのようになります。
図B
このファイルのレイアウトで重要なのは、私の例と全く同じスペースを使うことではなく、一貫性を保つことです。インデントが一貫していないと、ファイルは正常に動作しません。このサンプルファイルに記載されている内容が、静的IPアドレスの設定に必要なすべてです。Ubuntu 16.04と同じ方法でアドレスを設定していないことに注意してください。以前の方法では、IPアドレスとネットマスクを次のように設定していました。
address = 192.168.1.206
netmask = 255.255.255.0
netplan では、これらは 1 行で設定されます。
addresses : [192.168.1.206/24]
ネットワークの再起動/テスト
新しい方法では、netplanを使用してネットワークを再起動する必要があります。インターフェースの設定が完了したら、次のコマンドを実行してください。
sudo netplan apply
上記のコマンドはネットワークを再起動し、新しい設定を適用します。出力は表示されないはずです。ネットワークが正常に機能しない場合は、次のコマンドを実行してください。
sudo netplan --debug apply
コマンドの出力 (図 C ) を見れば、何が問題なのかがわかるはずです。
図C
以上です
これで完了です。Ubuntu Server 18.04で静的IPアドレスを設定する手順は以上です。サーバー上のインターフェースごとにこの手順を実行する必要があることに注意してください。ファイル名は01-netcfg.yamlや02-netcfg-yamlのようにしてください。旧式のインターフェースファイルに慣れてしまえば、それほど難しくはありません。
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ジャック・ウォーレン
ジャック・ウォーレンは、TechRepublic、The New Stack、Linux New Mediaなどで受賞歴のあるライターです。20年以上にわたり様々なトピックを執筆し、オープンソースの熱心な推進者でもあります。ジャック・ウォーレンに関する詳細は、ウェブサイトjackwallen.comをご覧ください。