
新しいプロジェクトを始める際、まず最初に考えることの一つは、カンバンボードの導入が効果的かどうかです。プロジェクトの規模や複雑さにもよりますが、ほとんどの場合、その答えは「イエス」です。
そのため、私は常に新しいカンバンソリューションを探しており、OpenProjectに出会いました。以前、TechRepublicでOpenProjectについて取り上げたことがあり、堅実なプロジェクト管理ソリューションだと感じています。最近、開発者から、プラットフォームの最新リリース(v12)にはボード機能が組み込まれていると聞きました。
さて、透明性のために言っておきますが、OpenProject を私と同じ方法(Docker 経由)でデプロイすると、v12 はデプロイに失敗することがわかります。例えば、先ほど参照したチュートリアルで行ったようにコマンド を使ってコンテナをデプロイするとgit clone https://github.com/opf/openproject-deploy --depth=1 --branch=stable/11 openproject
、すべて正常に動作しますが、ボードは組み込まれていません。しかし、 を使って v12 リリースをデプロイしようとするとgit clone https://github.com/opf/openproject-deploy --depth=1 --branch=stable/12 openproject
、デプロイは成功しますが、データベースとコアの 2 つのコンテナが実行に失敗します。
開発者はこの問題を認識しており、私の知る限りでは解決策に取り組んでいます。その間、OpenProject のカンバンボードオプションをテストしてみたい場合は、まだ可能性はあります。
あなたに何ができるかお見せしましょう。
参照: 採用キット: プロジェクトマネージャー (TechRepublic Premium)
必要なもの
この記事の内容を理解するには、上記の記事で説明した手順でOpenProjectをデプロイする必要があります。開発者がv12の問題を解決するまで、v11をデプロイしてください。また、OpenProjectのデプロイに必要な管理者ユーザーアカウントへのアクセス権限も必要です。
さて、これらのボードを追加しましょう。
OpenProjectにカンバンボードを追加する方法
OpenProject のデプロイメントにログインし、左上隅のプロフィールアイコンをクリックします。表示されるメニュー(図 A)から「管理」をクリックします。
図A

管理コンソール (図 B ) で、[Enterprise Edition] をクリックします。
図B

表示されたウィンドウで「無料トライアルを開始」(図C)をクリックし、Enterprise Editionの15日間トライアルライセンスの申請手順をご案内します。クレジットカード情報を入力する必要はないので、失うものはありません。トライアルライセンスの有効期限が切れる前に、開発者がv12の問題を修正してくれることを期待しています。
図C

最終的に、メールで試用ライセンスが届きます。メールにはenterprise-token.txtというファイルが含まれています。ファイルを開いて内容をコピーしてください。トークンをコピーしたら、トークンをリクエストしたページと同じ「Enterprise Support Token」セクションに貼り付けてください。「保存」をクリックすると、Enterpriseライセンスが適用されます。
カンバンボードにアクセスする方法
試用ライセンスが適用されたので、OpenProject プロジェクトの 1 つに移動し、左側のナビゲーションで [ボード] をクリックします (図 D )。
図D

デフォルトではボードが存在しないので、まず右上隅の + ボードをクリックしてボードを作成する必要があります (図 E )。
図E

プロンプトが表示されたら、作成するボードの種類 (図 F ) を選択すると、ボードが作成され、使用できるようになります。
図F

おめでとうございます!これで、プロジェクトにカンバンボードが関連付けられました。先ほども申し上げたように、開発者がOpenProject v12コンテナイメージの問題を解決し、エンタープライズトライアルへの登録手続きを踏まなくて済むようになることを願っています。また、バージョン12ではボード機能が無料になったので、待つ価値はあるでしょう。
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