Windows XPをお使いの場合、システムからアプリケーションをアンインストールしたいときは、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」ツールを使用したことをご存じでしょう。Windows 7またはWindows 8.xをお使いの場合は、コントロールパネルの「プログラムと機能」ツールを使用しました(図A)。
図A
Windows XP/7/8 では、アプリケーションをアンインストールするために、「プログラムの追加と削除」ツールまたは「プログラムと機能」ツールを使用していました。
Windows 10 をご利用の場合、システムからアプリケーションをアンインストールするには、「設定」にある「アプリと機能」という新しいツールを使います。「アプリと機能」ツールの仕組みと、どのような機能を備えているのかを詳しく見ていきましょう。
アプリと機能へのアクセス
Windows 10で「アプリと機能」にアクセスするのは簡単です。まず、スタートメニューにアクセスし、左下にある「設定」コマンドを選択します(図B)。
図B
スタートメニューから設定にアクセスできます。
設定ウィンドウが表示されたら、システムアイコンを選択します (図 C )。
図C
「アプリと機能」ツールは、「システム」カテゴリにあります。
システムウィンドウが表示されたら、「アプリと機能」タブを選択すると、システムからアプリやデスクトップアプリケーションをアンインストールするための新しいユーザーインターフェースが表示されます(図D)。このスクリーンショット例ではすべてのモダンアプリが表示されていますが、ほとんどのデスクトッププログラムもここに表示されます。特定のデスクトッププログラムがリストに表示されない場合でも、コントロールパネルから起動できる「プログラムと機能」ツールで見つけることができます。
図D
アプリと機能ツールは、非常にわかりやすいユーザー インターフェイスを提供します。
ご覧のとおり、アプリ/プログラムのサイズとインストールされた日付も含まれるインストール済みアプリケーションの一覧に加えて、長いアプリケーションの一覧をフィルター処理するために使用できる 3 つのテキスト ボックスがあります。
アプリと機能の操作
アプリ/プログラムをアンインストールするには、クリックするだけです。すると「アンインストール」ボタンが表示されるので、クリックするとアプリ/プログラムがシステムから削除されます(図E)。また、「移動」ボタンも表示されます。システムに複数のドライブが搭載されている場合は、「移動」ボタンが有効になり、アプリ/プログラムをあるドライブから別のドライブに移動できます。これは、ドライブの空き容量を増やす必要がある場合に便利です。
図E
アプリ/プログラムを選択すると、「アンインストール」ボタンが表示されます。
システムにインストールされているアプリやプログラムのリストが長い場合、アンインストールしたいものを探すためにリストをスクロールするのは面倒です。幸いなことに、「アプリと機能」ツールには検索機能が搭載されています。「アプリ名を入力」というテキストボックスに、アンインストールしたいアプリやプログラムの名前を数文字入力するだけです。すると、入力した名前のアプリやプログラム以外のすべてのアプリやプログラムが消えます(図F)。
図F
検索機能を使用すると、システムにインストールされているアプリ/プログラムの長いリストから探しているものを簡単に見つけることができます。
システムにインストールされているアプリやプログラムの長いリストを整理するもう一つの方法は、並べ替えコントロールのオプションを使ってリストをフィルタリングすることです。デフォルトの並べ替えはアプリ/プログラムの名前ですが、インストール日やサイズで並べ替えることもできます(図G)。これは、ハードディスクの空き容量を増やしたい場合に便利です。どのアプリ/プログラムがディスクの容量を最も多く占めているかを簡単に特定できるからです。
図G
「サイズで並べ替え」フィルターを使用すると、ディスク上で最も多くのスペースを占有しているアプリ/プログラムを特定できます。
システムに複数のドライブがインストールされている場合は、3 番目のフィルター コントロールを使用して、いずれかのドライブにインストールされているアプリ/プログラムのみを表示できます (図 H )。
図H
システム内の複数のドライブにアプリ/プログラムがインストールされている場合は、場所フィルターを使用してリストを絞り込むことができます。
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